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229. Development of monitoring system and performance evaluation for Belle II data acquisition system / Ryohei Sugiura ; Yutaka Ushiroda [BELLE2-MTHESIS-2021-015] Presented on 28 01 2020 MSc
2020
The University of Tokyo / Bunkyo
The Belle II experiment is a B-factory experiment hosted by KEK in Tsukuba, Japan. [...]
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230. Study on the upgrade of Cherenkov ring imaging TOP detector using high photon detection efficiency SiPM. (in Japanese) / Kokoro Maehara [BELLE2-MTHESIS-2021-014] Presented on 15 02 2021 MSc
2021
Nagoya university / Nagoya
Belle II実験は2031年までに50 ab−1の統計量を貯めることを目指して現在運転中である。しかしそれと並行して目標統計量に到達した後の更なるアップグレード計画も検討され始めている。この計画では瞬間ルミノシティを4×1036cm−2s−1にまで増強し、250 ab−1もの大統計量を取得することで新物理探索や標準理論の精密測定を更に推し進めることを目標としている。一方でルミノシティの増強に伴って検出器はより高い放射線環境での運転を要求される。現行のTOPカウンターに導入されている光検出器Micro Channel Plate(MCP) -PMTは積算出力電荷の増加に伴って量子効率が低下するため、Belle II実験で50 ab−1の統計量を貯める頃にはその大部分は交換が必要となる。このまま更なる高輝度化が行われると実験期間中に何度も光検出器を交換する必要が生まれてしまう。そこで我々は新たな光検出器として検出光子量に伴う劣化の無いSilicon Photomultiplier (SiPM)に着目した。SiPMはMCP-PMTに比べて光子検出効率(PDE: Photon Detection Efficiency)が高いため、検出光子数の増加によりTOPカウンターの粒子識別性能の向上が期待できる。一方粒子識別性能の肝である1光子検出の時間分解能(TTS: Transit Time Spread)はMCP-PMTに比べて悪い。そこで私はチャンネルサイズの異なる2つのSiPMについてTTSを実際に測定した。1つは3 mm×3 mmであり、−56.9 Vの電圧を印加したとき、1光子検出におけるTTSは77±1 psであった。もう1つは6 mm×6 mmであり、印加電圧−57.8 VのときTTSは137±2 psであった。これらの測定は室温で行ったが、SiPMの大きな懸念として中性子による放射線損傷の影響でダークカウントの増加等が起きてしまうことが挙げられる。そこで低温で運用することでこの増加を抑えられないか検討中である。これを見据えて私は−20°CにおけるTTSも測定した。その結果3 mm×3 mmでは74.7±0.4 ps、6 mm×6 mmでは113±1 psであった。これを踏まえて私は、SiPMのPDEとTTSを用いて粒子識別性能のシミュレーションを行った。まずPDEのみ変更し、粒子識別性能は10 %向上することを示した。ここで粒子識別性能はπ/K識別においてπの識別率が90 %の時のKの誤識別率で定義している。更にバックグラウンド(BG)レートを40 MHz/chまで増やして同様にシミュレーションを行った結果、PDEの向上はBG耐性の向上にも繋がることを示した。続いて私は−20°Cでの測定結果を基にTTSも変更して同様に粒子識別性能を評価した。その結果、図1のとおり3 mm×3 mm、6 mm×6 mmともにPDEのみ変更した性能と同様の高い性能を示した。
231. Development of particle identification based on the photon hit pattern recognition by machine learning technique at Belle II TOP detector (in Japanese) / Shunki Hara [BELLE2-MTHESIS-2021-013] Presented on 15 02 2021 MSc
2021
Nagoya university / Nagoya
Belle II実験は電子・陽電子衝突から生み出される、高統計量のB中間子や粒子などの崩壊の精密測定によって、標準理論の精密検証や新物理探索を目指している。それらの解析に重要な荷電=K識別を担うのがTime-Of-Propagation (TOP)カウンターである。TOPカウンターは荷電粒子が石英輻射体に入射した際に、質量に応じてチェレンコフ光が異なるリングイメージをもつことを利用して識別を行う。現行の粒子識別手法では飛跡情報を用いて粒子の種類を仮定した確率密度関数を計算し、それに光検出器で検出した光子情報を当てはめて尤度を導く。しかし、解析計算において、複雑なリングイメージに対してすべての効果を反映させるには限界がある。さらに、シミュレーションにおいて理想的な確率密度分布を用いた場合に比べ、一部の領域で識別性能が低いことが先行研究で示されている。そこで、本研究では機械学習を用いた新たな粒子識別手法を開発した。機械学習としてニューラルネットワークを用いることで、飛跡と光子の8つのパラメータの非線形関係を考慮した学習を行い、解析計算での表現が難しい影響も含めたモデル構築が可能である。さらに、学習済みモデルを用いてオフライン識別を行うことができる。本研究では、シミュレーションデータを用いて新手法の全体構成の決定と識別性能評価を行った。まず、学習に用いる粒子の入射位置および運動量の範囲(学習領域)に対する依存性を調べた。その結果、学習時のメモリサイズが制限される状況で十分な識別性能を得るためには学習領域の制限が必要であることを示し、104個のネットワークを用いた構成を決定した。さらに、これが実用上のメモリ使用量と計算速度の観点から、オフライン識別可能であることを示した。また、この構成を用いて評価を行い、粒子取得効率90%におけるK粒子誤識別率を最大で22%から14%に削減した。同時に、入射領域を固定した2:75 GeV=cおよび1:25 GeV=cの粒子を用いた評価においては、理想的な確率密度を用いた手法に迫る識別性能を示した(図1)。更に、2020年に取得された衝突データを用いて識別性能の評価を行った。その結果、新手法の識別性能は現行の手法に及ばなかったが、その要因として対象飛跡由来以外の光子の影響があることを明らかにし、対応案を示した。本研究により機械学習を用いた新手法で識別性能向上ができる可能性を示し、実用上重要になる点を明らかにして実用化への土台を作ることができた。
232. Development of high time precision photon detector for large-scale and high-performance future particle experiments (in Japanese) / Ryogo Okubo [BELLE2-MTHESIS-2021-012] Presented on 15 02 2021 MSc
2021
Nagoya university / Nagoya
高時間分解能光検出器は素粒子実験の新たな検出器技術の実現に重要な役割を果たす。例えば、光検出器最高の= 30 psの時間分解能を持つMicro-Channel-Plate PMT(MCP-PMT)は、BelleII実験で粒子識別を行う新型チェレンコフ検出器Time-Of-Propagation Counterなどで活用される。しかし、MCP-PMTには量子効率が積算出力電荷に依存して低下する問題がある。これを解決することで現行実験より高いバックグラウンド環境でもMCP-PMTを活用できるようになると期待される。また、MCP-PMTが高価であることも課題である。Gaseous Photomultiplier(GasPM)は、単純な構造で製造コストを抑えながら高時間分解能を達成することを目指して発明された新型光検出器である。GasPMは現在開発初期段階だが、将来的には大面積かつ高時間分解能の光子検出など、コスト面でMCP-PMTを使用できない用途での活用を拡大すると期待される。そこで、本研究では、MCP-PMTの光電面寿命の改善と新型光検出器GasPMの開発を並行して行う。MCP-PMTの光電面寿命は、MCP表面へ原子層堆積(ALD)を施してMCP表面に残留するガスの影響を抑制することで改善可能である。しかし、先行研究によるとMCP-PMTの一部の製造バッチで10 C=cm2以下の短い寿命を示し、その原因としてALD膜が薄かったことが疑われた。そこで、ALD膜を厚くしたMCP-PMTの寿命評価を行った結果、寿命は図1のように平均10 C=cm2以上に改善されることを示した。さらにALD膜を厚くすることで寿命改善が期待されるが、厚いALD膜は増幅率飽和特性が変わる可能性があるため、LED光による高バックグラウンド下での増幅率を実際に評価し、増幅率飽和は実用上問題ないことを示した。並行して、GasPM実用化に必要な高時間分解能の実証、実用的光電面開発、収集効率評価などの開発項目の内、本研究では高時間分解能の実証を目的に初の試作機を用いた時間分解能評価を行った。その結果、ストリーマ放電の影響によって増倍率が高い領域で時間分解能が低下するが、増幅率の低い領域で図2のように≃46:1 ps(レーザーのパルス幅≃17ps、読み出し回路の時間分解能≃35 psを含む)の高い時間分解能を持つことを示した。このことで、評価方法の改善や今後の開発によって、GasPMがMCP-PMTに匹敵する高い時間分解能を持つ可能性を示した。本研究によりALD膜厚を厚くすることによるMCP-PMTの光電面寿命改善の可能性を示した。また、高時間分解能光検出器の低コスト化を実現する新型光検出器GasPMの実用化の第一段階として、高時間分解能が実現可能であることを示した。
233. Reconstruction of B0 → J/Psi K*0 decays at Belle II experiment in 2019 spring data and estimation of vertex resolution (written in Japanese): (日本語原題)Belle II 実験の2019年春期データにおけるB0 → J/Psi K*0崩壊の事象再構成と崩壊点位置分解能の評価 / Miho Fujii ; Kenkichi Miyabayashi [BELLE2-MTHESIS-2021-011] Presented on 07 02 2020 MSc
2020
Nara Women's University / Nara
中性BメソンがJ/ψメソンとK*0メソンへ二体崩壊する過程について、モンテカルロシミュレーションにより当該事象を22%の効率で再構成できること、Bメソンの崩壊点を33ミクロンの位置分解能で再構成できることを示した。さらにBelle II実験が収集した2.6/fbのデータから49±7事象の信号を見出し、期待値と無矛盾であることを示した。
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234. Long term operation method of Belle II TOP detector from the viewpoint of the evaluation of photon detection performance (in Japanese) / Kazuki Kojima [BELLE2-MTHESIS-2021-010] Presented on 10 02 2020 MSc
2020
Nagoya university / Nagoya
Belle II実験は2018年にデータ取得を開始した重心系エネルギー10:58 GeVの電子陽電子衝突型Bファクトリー実験であり,2027年までに50 ab-1のデータを取得する予定である.この世界最高統計のデータを用い,標準理論の精密測定と新物理の探索を目指している.測定精度の向上には,B中間子の崩壊で生じるK/中間子を高い識別効率で同定することが重要である.そこで,Belle II実験では新型の粒子識別装置Time-Of-Propagation(TOP)カウンターを導入した.TOPカウンターは石英輻射体とその端面に取り付けた光検出器から成るリングイメージ型チェレンコフ検出器である.1つの荷電粒子あたりに検出されるチェレンコフ光子は20{40個程度であり,検出光子数が識別性能に影響する.その光検出器には512台のMicrochannel Plate Photomultiplier Tube(MCP-PMT)が用いられている.MCP-PMTはBelle II実験の1:5 T磁場中でも動作し,高い時間分解能をもつ一方で,光電面寿命が一般的な光電子増倍管に比べて短く量子効率が積算出力電荷に依存して低下することが報告されている.特にBelle II実験は高頻度衝突や大電流ビームによって発生する物理過程や加速器に由来した高いバックグラウンド環境にあり,データ取得期間を通して高い信号弁別効率を保ちつつ十分な量子効率を維持するためには増幅率を適切に設定して出力電荷量を調整する必要がある.私は,TOPカウンターが微弱なチェレンコフ光から来る一光子を検出することに着目して,信号波高を変換することで増幅率を計算し,最新のランにおいて系統誤差1.5%の増幅率測定を実現した.これを用いて,衝突データから物理運転中の増幅率を測定するモニターを作成することで,連続した増幅率測定を可能にした.また,最新の運転期間において実際にモニターを使って物理運転中の増幅率と信号弁別効率を測定し,期間の開始時点からの変動を評価した.その結果,物理運転中において信号弁別効率は平均2%の変動であったが,増幅率は10%を超える変動が全MCP-PMTの33%で観測された.これにより,運転期間において印加電圧の再設定による実機調整の必要があることを明らかにした.さらに,物理運転中のヒットレート測定,検出光子数の測定と組み合わせることで,衝突データに基づく光子検出効率の変動の測定を実現した.本研究により,実験終了時まで量子効率および信号弁別効率を維持してMCP-PMTの運用を行い,TOPカウンターの光子検出能力を測定して長期的に運用する手法を確立した.
235. Development and performance study of particle identification using machine learning technique at the Belle II experiment (in Japanese) / Jo Yamanouchi [BELLE2-MTHESIS-2021-009] Presented on 10 02 2020 MSc
2020
Nagoya university / Nagoya
SuperKEKB/Belle II実験では7 GeVと4 GeVに加速された電子・陽電子を衝突させることで高統計量のB中間子対等を生成し、終状態粒子の情報をもとに崩壊の様子を精密に測定することで標準理論の精密測定や新物理探索を行う。本実験では荷電粒子の識別を行う際に、チェレンコフ角やエネルギー損失などの測定が可能な6つの検出器の情報を用いる。現在各検出器から得られる尤度の積を指標として粒子識別を行なっている。しかしまだ期待通りの識別性能が出ておらず、例えば尤度計算の際に必要な検出器の応答モデルに問題がある可能性が存在する。そこで本研究ではそうした問題等によって現れる各検出器の尤度の相関を考慮することが可能な機械学習手法を導入することで、検出器の応答をより理解するとともに、粒子識別性能の向上を目指した。本研究では機械学習の入力変数に各検出器の対数尤度と運動量・位置情報を使用し、また様々なパラメータの最適化を行うことで正確に識別することが重要な/K粒子に着目した新たな粒子識別アルゴリズムの開発とシミュレーションデータによる性能評価を行った。その結果、特に0.5 GeV以下の低運動量領域や2.5 GeV以上の高運動量領域で性能を大きく向上させることに成功した。また機械学習による粒子識別性能の向上の理由を追求し、低運動量領域では粒子の崩壊によってミストラッキングされるなどの特殊な事象が原因で粒子識別性能が悪化してしまう情報を機械学習が補正することで性能を向上できることを示した。高運動量領域においてはTimeOf Propagationカウンター(TOP)の尤度を小さくする補正をかけることで識別性能を向上させていることがわかり、TOPの粒子識別モデルの不完全性を示唆していることをつきとめた。そこでTOPの粒子識別モデルについて調査を行ない、/K識別においてKの誤識別率を半分程度にまで向上できる余地があることを示した。次に本アルゴリズムが実際のデータに対しても性能を発揮するかを確認するため、2019年に取得された実験初期衝突データによる粒子識別性能の評価を行った。その結果、図1に示されるような特に2.5 GeV以上の高運動量領域で機械学習によりの識別効率90%時のKの誤識別率を30%から23%へと大きく削減することに成功し、本アルゴリズムが有用であることを示した。また現時点でデータの較正が完了していないことから、較正完了後さらなる性能向上が見込まれる。本研究は本実験全体の粒子識別アルゴリズムに機械学習を活用した初めての研究であり、本研究の結果から本実験における/K粒子識別性能のさらなる向上が可能であることを示した。今後陽子など他の荷電粒子に対しても同じように機械学習を活用することで、他の荷電粒子に対する粒子識別性能の向上が可能であると考えられる。
236. Radiation dose measurement in Belle II electromagnetic calorimeter during Super KEKB accelerator phase-2 operation (In Japanese): (日本語原題)SuperKEKB加速器第二期試験運転におけるBelle II実験電磁カロリメータでの放射線量測定 / Mika Kano ; Kenkichi Miyabayashi [BELLE2-MTHESIS-2021-008] Presented on 14 02 2019 MSc
2019
Nara Women's University / Nara
Belle II実験の電磁カロリメーターが使用しているPINフォトダイオードの電流値を測定するシステムを構築・運用し、SuperKEKB加速器第二期運転期間中の放射線量は0.4Gyであったことがわかった。また、LYSOカウンターを高速サンプリング読み出しすると数十μsの時間スケールで放射線量の増減を測定できることを示した。
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237. Development and Deployment of a Deep Neural Network based Flavor Tagger for Belle II / Jochen Gemmler ; Prof. Michael Feindt ; Prof. Florian Bernlochner [ETP-KA/2020-11] [BELLE2-PTHESIS-2021-005] Presented on 15 05 2020 PhD
2020
Karlsruhe Institute of Technology / Karlsruhe
In this thesis a flavor tagging algorithm based on these Deep Learning methods is developed and investigated. [...]
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238. Study of the τ lepton decays at the Belle II experiment / Zuzana Gruberova ; Zdenek Dolezal ; Petar Rados ; Ami Rostomyan [BELLE2-MTHESIS-2021-007] Presented on 22 06 2021 MSc
2021
Charles University / Prague
This master thesis describes the measurement of the π0 reconstruction efficiency correction using τ-pair events from the Belle II experiment. [...]
Additional material to the thesis BELLE2-MTHESIS-2021-007: Download fulltextPDF; Fulltext: Download fulltextPDF;

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