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1210. Alignment and timing calibration of Belle II TOP counter (in Japanese) / Satoshi Senga [BELLE2-MTHESIS-2019-010] Presented on 14 02 2019 MSc
2019
Nagoya university / Nagoya
Belle II 実験は電子・陽電子を衝突させ、B 中間子や 粒子などの崩壊を精密に測定することで、 標準理論では説明できない新物理の発見を目指している。これらの事象を精密に再構成するために は、終状態に多く含まれる=K 中間子の正確な識別が必要である。私たちは粒子識別装置として Time-Of-Propagation (TOP) カウンターを開発し、Belle II 検出器のバレル部分に全16 モジュー ルインストールした。TOP カウンターは、石英輻射体とその片側端面に設置したPMT からなる リングイメージ型チェレンコフ検出器である。荷電粒子が石英を通過するとチェレンコフ光が放出 され、PMT によって光子の検出位置・時間情報が測定される。 粒子識別は、荷電粒子の運動量と入射位置を使って予想検出位置・時間分布を計算し、粒子の 種類を仮定したときの尤度を比較することで行う。したがって、識別能力はTOP カウンターの設 置位置と時間原点に依存し、位置・時間較正が必要となる。較正目標精度は、積分ルミノシティ 50 ab􀀀1 に相当する統計量のB ! とB ! K の2 モードを使い、理想的な位置・時間のとき に対して=K の識別個数が有意に変化しない範囲とし、位置2-5 mm、角度1-3 mrad、時間10 ps 以内を目指すこととした。 TOP カウンターの位置・時間較正として、まずモジュール間の時間を合わせるために、宇宙線事 象を利用した。チェレンコフ光子の検出情報から宇宙線がモジュールに当たった時間を推定し、2 モジュール間の時間差が飛行時間と等しくなるように較正した。シミュレーションでこの手法が次 の較正に必要な精度で較正できることを確認した。実際のデータに適用したところ、最大で1.5 ns のずれを較正することに成功し、またレーザーによる結果と一致することが確認できた(図1)。 次に、e+e􀀀 ! +􀀀 事象を用い、 粒子仮定の尤度が最大になるように、位置・時間を較正す る手法を確立した。まず理想的な位置・時間の下でこの手法をシミュレーションで試験したとこ ろ、最大で位置2 mm、角度1 mrad、時間1 ps のバイアスを持っていたが、いずれも目標精度内 であることが確認できた。また、位置・時間をずらした状態でも同様の試験を行ったところ、一定 のバイアスを保ったまま正しい値を得られ、この手法が正しく動作することが確認できた。また、 本手法を実データに手法に用いることで、データ取得中に時間が変動しているという問題を新たに 明確にした(図2)。
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1211. Evaluation of PID performance and mass resolution of Belle II detector for hadron spectroscopy (in Japanese) / Hikaru Hirata [BELLE2-MTHESIS-2019-009] Presented on 14 02 2019 MSc
2019
Nagoya university / Nagoya
近年、重いクォークを含むバリオンやエキゾチックハドロンの候補が数多く発見されており、 チャームバリオンにおけるダイクォーク描像の検証やエキゾチックハドロンの内部構造を理解する ことはハドロン内部のクォーク束縛に関する新たな知見となる。X(3872) はエキゾチックハドロ ンの候補の一つであり、内部構造は未解明である。私はこのX(3872) の性質を網羅し、内部構造 を複眼的に検証できるようX(3872) の崩壊幅を測定する。 X(3872) の崩壊幅は非常に小さく、Belle 実験によりその上限は1.2 MeVと決定されている。Belle II 実験は電子陽電子衝突型B ファクトリー実験であり、先行研究の約50 倍のB 中間子事象のデー タを取得予定である。したがって本実験では、先行研究で使用されていたX(3872) ! J= +􀀀 崩壊より、信号事象数は少ないものの質量分解能が良いX(3872) ! D0 D 00 崩壊を用いて感度を 向上させることができる。私は本実験環境下でX(3872) ! D0 D 00 崩壊をシミュレーションし、 X(3872) の崩壊幅の統計的な感度を見積もった。その結果、本測定は先行研究と比較して信号事 象数は半分程度であるが、質量分解能は約3 倍良いことを明らかにし、本実験で収集予定の全デー タ(50 ab 􀀀1 ) を用いれば崩壊幅の上限値を約180 keV まで向上させられる可能性があることを示 した(図1)。 ただし、本実験は立ち上げ段階であり、ハドロン分光の研究を遂行するためには、初期衝突デー タを用いて測定器の性能を理解しなければならない。したがって本研究では、崩壊幅測定に重要な 質量分解能とチャームバリオン分光に重要な陽子識別性能を実データを用いて評価した。質量分解 能の評価では、D0 中間子の荷電粒子のみで再構成できる崩壊過程を用いた。その結果、実データ での質量分解能はシミュレーションのものよりも約10%程度悪いことがわかった。また、陽子識別 性能評価では、 バリオンの再構成・選別方法と陽子識別効率・誤識別率を導出する手法をシミュ レーションを用いて開発し、それらが真の値を2%の精度で再現できることを示した。この手法 を用いて実データを解析した結果、実データとシミュレーションでは誤識別率は一致しているのに 対し、陽子識別効率の運動量依存性に違いがあることがわかった(図2)。 本研究で行なった性能評価結果を飛跡検出器や粒子識別装置の較正へと役立たせ、性能評価と較 正を繰り返すことで性能を十分に発揮させることが可能である。さらに、本研究によりこれらの性 能が十分に発揮できれば、本実験で世界初となる有意なX(3872) の崩壊幅測定といったハドロン 分光が実現可能となる。
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1212. Performance tuning of photon sensor and readout electronics and evaluation of photon detection efficiency for Belle II TOP counter (in Japanese) / Rikuya Okuto [BELLE2-MTHESIS-2019-008] Presented on 14 02 2019 MSc
2019
Nagoya university / Nagoya
Belle II 実験ではe+e􀀀 衝突から生じるB 中間子対を500 億事象という世界最高統計量で収集し、その 希崩壊過程を精密に測定することで標準模型を超える新事象の探索を行う。重いB 中間子崩壊の終状態に 多く含まれる比較的軽いK/ 中間子の識別を高い効率で行う必要があるため、我々は新型粒子識別装置 Time-Of-Propagation (TOP) カウンターを導入し、識別効率95% 以上、誤識別率5% 以下での識別を目指す。 TOP カウンターは石英輻射体とその端面に取り付けた光検出器Micro-Channel-Plate (MCP) -PMT で構 成されている。石英輻射体K= が通過する際に異なる放出角で発生するチェレンコフ光子を光検出器で20 個 程度検出し、その検出時間・位置情報を用いて粒子識別を行う。この際検出光子を10% 損失すると1{2% 程 度識別効率が低下してしまうので、識別性能最大化のために光子数の十分な確保が重要となる。 光子検出システムを構成する読み出し回路とMCP-PMT の性能は個別にテストベンチで精査されてきた。 次の段階の研究として私はインストール後の性能評価と光子検出システム全体の調整を行った。さらに初衝突 運転データを用いてTOP カウンターの光子検出能力を包括的に評価した。 光子検出能力の主な要素は、読み出し回路単体の読み出し効率と、MCP-PMT の増幅率及び閾値で決まる信 号弁別効率である。まず、疑似信号を用いて読み出し効率を評価し、これが74{80% であることを示した。さ らに、この非効率は読み出し回路上の信号判定機構に起因することを指摘し、それを受けた改善によって読み 出し効率を最大100% にできることを示した。次に、1 光子レベルに減光したレーザーを用いてMCP-PMT の増幅率を調整し、信号弁別効率の目標90% 以上を全MCP-PMT で実現した(図1)。 最後に、初衝突運転データに含まれるe+e􀀀 ! +􀀀 事象でのTOP カウンターの検出光子数分布をシミュ レーションと比較し、本研究で評価した効率の影響を省いた場合に平均光子数が8{20% の範囲で一致してい ることを示した(図2)。また、 粒子の入射角度・位置などの条件に対しては期待通りに応答していることを 示した。 本研究により、光子検出の観点で衝突運転時のTOP カウンターの性能を評価し、課題を分析することがで き、目標の粒子識別性能の実現につながった。
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1213. Study of B Meson Flavor Tagging with Deep Neural Networks at Belle and Belle II / Jochen Frank Gemmler ; Michael Feindt ; Günter Quast [IEKP-KA/2016-11] [BELLE2-MTHESIS-2019-007] Presented on 03 08 2016 MSc
2016
IEKP Karlsruhe Institut of Technology / Karlsruhe
In this thesis, a novel approach for B meson flavor tagging using Deep Neural Networks is presented. [...]
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1214. The Belle II experiment: status and first results / Tagir Aushev [BELLE2-TALK-CONF-2019-160] 30+5 min
25 September 2019
/ QFTHEP-2019
The Belle II experiment: status and first results
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1215. Beam-constrained vertexing for B physics at the Belle II Experiment / Sourav Dey [BELLE2-TALK-CONF-2019-159]
17 October 2019
/ FHEP2019
The Belle II experiment, which recently began collecting e+e- collision data, will extend the successful physics program of BABAR and Belle with a 30-fold increase in integrated luminosity and an improved detector. [...]
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1216. B Leptonic Decays: Results at Belle and prospects at Belle II / Eiichi Nakano [BELLE2-TALK-CONF-2019-158] 20 min
26 September 2019
/ Brookhaven Forum 2019
The shorter version of the Lattice X workshop presentation. [...]
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1217. Flavor physics at Belle II / G. B. Mohanty [BELLE2-TALK-DRAFT-2019-154] [BELLE2-TALK-CONF-2019-157] 35 + 5 min
14 October 2019
/ FHEP 2019
This talk discusses the current status and future prospects of the Belle II experiment at the SuperKEKB e+e- asymmetric-energy collider in Japan..
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1218. Searches for beyond-the-Standard-Model particles at Belle II / Christopher Hearty [BELLE2-TALK-DRAFT-2019-149] [BELLE2-TALK-CONF-2019-156] 25+5 min
16 October 2019
/ FHE P2019
Searches for the direct production of low-mass new particles are a priority for the early running period of Belle II. [...]
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1219. LFV, lepton universality, and rare decay searches at e+e- colliders / Mario Merola [BELLE2-TALK-DRAFT-2019-155] [BELLE2-TALK-CONF-2019-155] 20 min
22 October 2019
/ BLV2019
In this talk we discuss the most recent results on Lepton Flavour Universality Violation and rare decays searches at e+e- colliders, and prospects at Belle II..
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